滝坂ハイキングコース、首切り地蔵を訪ねて&東大寺

旅行・地域
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 1月27日(日)、奈良修学旅行2日目です。今日の予定は東大寺、唐招提寺、薬師寺をまわって、東京へ帰る予定でした。
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 朝は平城宮跡へ朝日を見に行きました。平城宮跡は私が宿泊した猿沢池のそばからタクシーで15分ほどでした。
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 第一次大極殿の前の平原上場所で朝日が昇ってくるのを待ちました。
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 春日山の上が赤く染まり始めました。058.gif
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 春日山のてっぺんから、太陽が顔を出しました。058.gif
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 この春日山の頂上へ行けばもっときれいな日の出を見れるのではと考えましたが、春日山は原生林で人が入ることは禁じられているそうです。
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 百人一首に「天の原ふりさけみれば春日なる 三笠の山にいでし月かも」(安倍仲麻呂)という歌があります。これは唐の国へ派遣された安倍仲麻呂が、帰国の途で月を見て、吉野の春日にある三笠山に出ていた月であろうと、望郷の思いを詠んだ歌です。この歌の中に出てくる三笠山ですが、春日山と昨晩山焼きをした若草山のどちらであるのか、現在も春日山側と若草山側で論争があるといいます。タクシーの運転手さんに教えてもらいました。
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 寒椿と大極殿。056.gif
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 タクシーの運転手さんから、奈良の観光パンフレットをもらい、朝ごはんを食べながら、ちらちらと見ていると、すぐ近くに滝坂というハイキングコースがあり、多くの石仏があると記載されていました。しかも、あの荒木又右衛門が試し切りしたという「首切り地蔵」があるというのです。荒木又右衛門といえば、仇討ちの助太刀で36人斬りをしたという伝説はあまりにも有名です。急遽、予定を変更し、この首切り地蔵を見に行くことにしました。
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 地図には最寄りのバス停「破石町」から一番遠い「地獄谷石窟仏」まで歩いて70分と書いてあります。その途中に「首切り地蔵」があり、地獄谷石窟仏まで行ったとしても、往復で140分、午前中に充分戻ってくることができる距離です。
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 午前9時過ぎに宿をチェックアウトし、ハイキングコースの滝坂を目指しました。まだ時間的猶予があったため、途中にある南都 十輪院に立ち寄りました。
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 南都十輪院には平安時代に作られた石仏のお地蔵様が安置されています。実は毎月27日と28日は護摩祈祷のため、拝観はお休みだそうですが、「朝はまだ時間があるから」と言って、石仏地蔵を見せていただきました。そして説明までしていただきました。例によって、写真撮影は禁止なので、絵葉書を買って、スキャンしました。
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 この石仏は平安時代につくられ、もともとは露仏(屋外に安置)でしたが、鎌倉時代に写真にあるような屋根囲いがされ、建物の中に安置されるようになりました。このような構造の石仏を石仏龕(せきぶつがん)というそうです。向かって左には釈迦如来、右には弥勒菩薩が彫られています。本尊のお地蔵様はこんなに柔和な顔をしています(平安時代)。038.gif
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 釈迦如来(鎌倉時代)。
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 弥勒菩薩(鎌倉時代)。
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 この石仏龕の前には平石があり、その上に死者の遺骨などを置いて、葬儀を行ったと言われています。「引導を渡す」という言葉がありますが、死者に引導を渡して、向こうの世界に引き導くそうです。
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(第88回安曇野歌声喫茶/ねがい)

ねがい(作詞:広島市立大州中学校3年生有志、作曲:たかだりゅうじ)

もしもこの頭上に 落とされたものが
ミサイルでなく
本やノートであったなら
無知や偏見から 解き放たれて
君は戦うことを やめるだろう

もしもこの地上に 響き合うものが
爆音ではなく 歌の調べであったなら
恐怖や憎しみに とらわれないで
人は自由の歌を 歌うだろう

もしもこの足元に 植えられたものが
地雷ではなく 小麦の種であったなら
飢えや争いに 苦しまないで
共に分かち合って 暮らすだろう

もしもひとつだけ 願いが叶うならば
戦争捨てて 世界に愛と平和を
この願いかなうまで 私たちは
歩み続けることを やめないだろう

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 北原白秋、西條八十とならんで、明治・大正・昭和の3代にわたり、詩・民謡・童謡の世界に、大きな足跡を残した詩人野口雨情は、太平洋の末期、昭和20年(1945年)1月27日、疎開先の栃木県河内郡姿川村(現・宇都宮市)で、64歳の生涯を終わりました。

 この終焉の地には、「詩人野口雨情ここに眠る」の碑が、「あの町この町」の詩碑とともに建てられています。また、生地の茨城県多賀郡磯原町(現・北茨城市)には、土地の名望家で大地主でもあった野口家の生家が保存され、雨情記念館もつくられ、顕彰碑、詩碑が市内6ヵ所に建立されています。

 私たち、昭和の歴史とともに幼少期を過ごしてきた者にとって、雨情の詩は、子守唄であったかもしれません。本居長世、中山晋平という傑出した作曲に恵まれ、雨情の童話は文部省唱歌にも取り入れられ、レコードの普及によって、またたく間に全国の子どもに愛唱されました。

 『赤い靴』『青い目の人形』『七つの子』『兎のダンス』『十五夜お月さん』『しゃぼん玉』『証城寺の狸囃』『あの町この町』・・・・・・・名作は時代を越えて、今の子どもたちにも歌いつがれていることは嬉しいことだと思います。

 また、雨情は芸術性豊かな新民謡を提唱し、全国をかけめぐりました。“おれは河原の枯れすすき”―――『船頭小唄』はその代表的作品の一つです。

    からす なぜなくの
    からすは山に
    かわいい 七つの
    子があるからよ

 この名作『七つの子』も“からすなぜなくの、からすの勝手でしょう”と歌われる時代だけに、第2の雨情の出現を待望することひとしおです。

(小学館「一日一話人物歳時記」より)

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 南都 十輪院をあとにして、目的地の滝坂へと向かいます。
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 ハイキングコースの登山口につきました午前10時30分。少し十輪院で時間を取りすぎました。
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 ハイキングコースは能登川という小さな川に沿って石畳のコースを登っていきます。登山の格好をした中高年の方々が歩いていました。私は急遽決めたので普通の街を歩く格好でハイキングコースを歩いて行きました。
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 寝仏。
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 夕日観音。
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 石畳の登り道が続きます。
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 朝日観音。
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 そして、ついに首切り地蔵尊の前に辿り着きました。午前11時00分。確かに首のところに割れ目があります。この首切り地蔵尊は結構大きなもので、自分の背丈より高かったので、2 mはあるのではないでしょうか。
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 折角、ここまで来たので、一番遠い「地獄谷石窟仏」まで行くことにしました。道標では首切り地蔵から1.0 kmとありましたが、これが長く感じました。写真は地獄谷園地の新池。
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 午前11時24分。私は地獄谷石窟仏と春日石窟仏を間違えて、春日石窟仏の前に来てしまいました。春日石窟仏は金網の柵で囲まれていました。春日石窟仏は平安末期1155年8月20日に作られたと、かなり日にちを特定して書いてありました。春日石窟仏は金網の柵で囲まれていました。
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 春日石窟仏から地獄谷石窟仏までは1.1 km。地獄谷石窟仏から少し離れてしまいましたが、地獄谷石窟仏までひたすらに歩いていきました。最後は車道に沿って歩き、残り100 mとあり、ようやく到着したかと思ったら、石窟仏へと続く登山道の入口に着き、ここから600 mとあり、がっかりしました。037.gif
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 ここまで来たら行くしかありません。山道を走るように、石窟仏を目指しました。
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 午前11時46分。最終目的地の地獄谷石窟仏の前に到着しました。この石窟仏も柵に囲われていました。
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 春日石窟仏とはちがい、くり抜かれた凝灰岩の壁に線刻され、着色が観察されました。
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 手を合わせ、写真を撮り、元来た道を急いで引き返しました。宿をチェックアウトした時刻から2時間30分以上もかかっており、東大寺に行くことを考えると、猿沢池に14時までに戻る必要があります。唐招提寺と薬師寺は今回はあきらめました。
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 首切り地蔵、朝日観音、夕日観音、寝仏と来た道を下っていき、12時40分に坂道のところまで戻ってくることができました。
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(掘六平/わさびの花の咲く頃)

(あづみ野うたごえ喫茶/わさびの花の咲く頃)

わさびの花の咲く頃(作詞、作曲:掘六平)

わさびの花は 白い十字架
初夏の風に 笑ってなびく
まだ雪のこる アルプスの
すそ野は田植えの 今盛りなり
こんなところさ 俺たちの村

腰の痛さに ふっと顔上げりゃ
いやにぼんやり 有明山よ
雪に浮き出す 蝶ヶ岳
小腹すいたぞ もうお茶の頃
こんなところさ 俺たちの村

初夏の長日も やがては暮れる
あちらこちらは 夕餉の明かり
泥にまみれて 汚れちゃ居るが
うちに帰れば おしきせもある
こんなところさ 俺たちの村



(あづみ野うたごえ喫茶/あの素晴らしい愛をもう一度)

あの素晴らしい愛をもう一度(作詞:北山修、作曲:加藤和彦、歌:dicot)

夜が
命かけてと誓った日から
素敵な思い出残してきたのに
あの時同じ花を見て
美しいと言った二人の
心と心が今はもう通わない
あの素晴らしい愛をもう一度
あの素晴らしい愛をもう一度

赤トンボの唄をうたった空は
なんにも変わってないけれど
あの時ずっと夕焼けを
追いかけていった二人の
心と心が今はもう通わない
あの素晴らしい愛をもう一度
あの素晴らしい愛をもう一度

広い荒野にぽつんといるよ
涙が知らずにあふれてくるのさ
あの時風が流れても
変わらないと言った二人の
心と心が今はもう通わない
あの素晴らしい愛をもう一度
あの素晴らしい愛をもう一度


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 東大寺には14時前に着きました。
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 東大寺に来たのは小学校2年生の時以来なので、40年ぶりの東大寺訪問です。40年前は広く感じました。
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 東大寺の中は写真撮影が自由です。ただし三脚の使用は禁止されています。写真撮影を禁止している他の寺社仏閣に見習ってもらいたいものです。長野の善光寺などは、写真撮影しようものなら、もの凄い形相のおばさんが飛んできて、写真撮影を制止します。写真撮影することで、どんな不都合があるのでしょうか、きちんと説明すべきです。
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 大仏様はいい顔立ちをしています。写真を撮ってくれと言わんばかりのいい顔でした。038.gif
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 子どもたちが柱の穴をくぐっています。いい歳、りょうちゃんも小学校2年生の時は通り抜けることができました。しかし、今はもう真似できません。037.gif
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 おびんづるさま。具合の悪いところを撫でると、治ると言われています。いい歳、りょうちゃんは、腰と腹まわりを撫でて、余分な贅肉が取れるようにお願いしました。037.gif038.gif
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 奈良公園から見た若草山。昨日の山焼き神事で焼け焦げて真っ黒になっています。
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 帰り道、こんなお店があったので、一杯飲んでしまいました。068.gif
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新橋二丁目七番地
作詞:田久保真見、作曲:杉本眞人、歌:あさみちゆき


うすい座布団 一枚で
地べたに座って 四十年
時が流れて 人が流れる
濁流うねる この都会(まち)で
流されまいと 流されまいと
小石のように うずくまる
靴を磨けば こころも晴れる
今日も元気に がんばって
雨の日も 風の日も
新橋二丁目 七番地

こんな私に 出来たのは
一生懸命 生きること
秋の夕暮れ ひとつため息
赤チン色の 赤ちょうちん
一杯飲めば 一杯飲めば
人間なんて 立ち直る
靴の汚れは 心の汚れ
夢も磨けば また光る
雨の日も 風の日も
新橋二丁目 七番地

明日はきっと 明日はきっと
いいことあるさ 大丈夫
つらい気持は 靴みりゃわかる
今日もあなたは がんばった
雨の日も 風の日も
新橋二丁目 七番地


 
次回は赤城山・黒檜山の報告をします。060.gif060.gif

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by ryott-ryott | 2013-02-03 22:14 | 奈良修学旅行 | Comments(0)