カテゴリ:越後の銘峰、越後駒ケ岳( 1 )

越後の銘峰、越後駒ケ岳を行くヽ(^o^)丿

旅行・地域
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 今月8月2日(木)は満月でした。そして約4週間後の8月31日(金)も満月になります。1ヵ月のうちに2回の満月がめぐってくるのは2011年の1月以来であり、ブルームーンと言い、願い事が叶うと言われています。
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 今月2回目の満月の日はくしくも剱岳登攀の日です。ツアーでよくお会いする小沢さんの勧めもあり、LA SPORTIVAの登山靴Boulder XとTrango S Evoを買ってきました。剱岳にはTrango S Evoを履いていこうと思います。038.gif
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 さて7月21日(土)と22日(日)は山旅クラブの越後駒ケ岳に行ってきました。越後駒ケ岳は魚沼郡にあることから魚沼駒ケ岳とも呼ばれ、八海山、中ノ岳と合わせて魚沼三山は信仰の山でした。
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 私の現在の山登りの課題は体力の向上を図ることであるため、ロングコースの越後駒ケ岳に行くことにしました。山旅クラブのツアーは現地集合・現地解散が原則で、定員は5名です。参加者が一人もいなければ催行されませんが、2名申し込みがあれば、催行決定です。今回のツアーでは実は私1人の申し込みでありましたが、山旅クラブのガイド富澤さんの奥様が越後駒ケ岳に行ったことがないそうであり、富澤さんの奥様と私の2名の参加でツアー催行決定になりました。ほとんど個人ガイドのようなもので、採算が取れていないのではないでしょうか。038.gif
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 初日の7月21日(土)は上越新幹線の浦佐駅で待ち合わせして、銀山平温泉に前泊しました。現在、銀山平温泉から登山できる山は越後駒ケ岳と荒澤岳の2座のみであり、もう一つの百名山・平ヶ岳は林道が復旧できていないため、登山できないそうです。地元の方のお話では復旧まで1年はかかるとの見込みだそうです。
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 銀山平温泉ではログハウスに宿泊しました。
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 温泉は「白銀の湯」に入りました。日本百名山の平ヶ岳は銀山平温泉の稼ぎ頭であり、平ヶ岳が登山できない現在は銀山平温泉に足を運ぶ人が減ってしまっているとのことでした。
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 目の前に越後の銘峰・荒澤岳が見えます。日本二百名山ですが、新潟県の人はなぜ荒澤岳が日本百名山に選ばれなかったのか釈然としていないそうです。越後駒ケ岳よりも荒澤岳のほうが形よく、日本百名山にふさわしいと考えている方が圧倒的に多いことを聞きました。しかし、富澤さんのお話では荒澤岳は切り立った岩場が多く、梯子と鎖場があり、落ちたら、まず命はなく、富澤さんは剱岳よりもはるかに難しい山であるとおっしゃっていました。毎年、亡くなる登山者が絶えないそうです。
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 夜は食堂で富澤さん夫妻と夕飯を食べました。天ぷら、岩魚、そば、そしてご飯とかなりの量が出され、富澤さんは腹一杯で動けないとおっしゃっていました。私は残さず全部食べました。037.gif
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(第88回安曇野歌声喫茶/ねがい)

ねがい(作詞:広島市立大州中学校3年生有志、作曲:たかだりゅうじ)

もしもこの頭上に 落とされたものが
ミサイルでなく
本やノートであったなら
無知や偏見から 解き放たれて
君は戦うことを やめるだろう

もしもこの地上に 響き合うものが
爆音ではなく 歌の調べであったなら
恐怖や憎しみに とらわれないで
人は自由の歌を 歌うだろう

もしもこの足元に 植えられたものが
地雷ではなく 小麦の種であったなら
飢えや争いに 苦しまないで
共に分かち合って 暮らすだろう

もしもひとつだけ 願いが叶うならば
戦争捨てて 世界に愛と平和を
この願いかなうまで 私たちは
歩み続けることを やめないだろう

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寿永2年(1183年)7月25日、「平家にあらざれば人にあらず」と栄耀栄華をほしいままにしていた平家一門も、木曽義仲の軍勢上洛を目前に、ついにこの日、「都落ち」をしました。

もはや都を守護できないと判断した平家の総大将宗盛は、安徳天皇と三種の神器を奉じ、遠く九州で再起をはかるべく、都に火を放ち、ぞくぞくと西国へ下って行きました。

「祇園精舎の鐘の声、諸行無常の響きあり、沙羅双樹の花の色、盛者必衰の理(ことわり)をあらわす。奢れる者も久しからず、唯春の夢のごとし、たけき者も遂に滅びぬ、偏(ひとえ)に風の前の塵に同じ・・・・」

「平家物語」の巻頭にかかげられた一文にある「盛者必衰」の前兆は、やはり清盛の変死に見ることができます。治承5年(1181年)正月、清盛は突然高熱を発して苦しみ出しました。まるで火を焚いているように身体が熱く、看護の者さえ熱くて近寄れません。比叡山から冷たい水を汲んで来て、その水につからせたら、水が沸き上がったとさえ言われました。

さすがに清盛も死を覚悟し、「思い残すことはただ一つ、頼朝の首をみなかったことだ。われ死すとも供養は入らぬ。墓前に必ず頼朝の首を供えよ。」と遺言し、もだえ苦しみながら息を引き取りました。享年64歳。

この「都落ち」からわずか2年後に、平家一門が壇ノ浦で滅亡しました。

(小学館「一日一話人物歳時記」より)

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 翌朝、もちろん天気を望んでいましたが、雨の音で目が覚めました。外を見るとかなりの雨量です。6月から何週間も雨に降られなかったのに、先週の白馬岳に引き続き、雨の中の登山となりました。
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 宿で特大のおにぎり弁当を用意していただき、朝5時に枝折峠の登山口へ向かいました。富澤さんの車の中でおにぎりを食べて、午前5時30分、越後の銘峰を目指して、登山開始です。
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 遠くを見ると雲が薄いので、晴れることを期待して、歩き始めました。
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 明神峠の大明神。
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 しばらく登山道はこんな感じで、退屈な登山が続きます。
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 撮るべき花もほとんどありません。おなじみのイワカガミ。
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 アカモノ。
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 秋を待たずに紅葉したナナカマド。
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 登山開始から4時間、前駒ケ岳が見えました。今まで単調なアップダウンが続きましたが、いよいよここから本格的な登りが始まります。
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 雪渓のわきを人が登っているのが見えました。
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 百草の池。この山は湿地帯が多いのか、季節的にもそうなのかもしれませんが、アブ、ブヨ、ハチが頂上を目指す私たちに絶えず襲いかかってきました。虫が襲ってくるたびに、富澤さんの奥様は悲鳴を上げていました。私を虫よけスプレーを持っていき、たっぷり噴霧しましたが、まったく効きませんでした。
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 ようやく青空が見えました。私が青空の写真を取っているのを富澤さんが見て、「空なんか撮って、どこの空かわからないじゃないか。」とおしゃっていました。
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 キバナニガナ。
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 ヤシオツツジ。偶然にも蜂も一緒に撮れました。
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 衣笠草。白馬岳のものに比べると少しサイズは小さめでした。
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 この花はなんという花でしょうか。
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 この花はフデリンドウです。
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 雪渓のわきの急登を登り切ると、主峰の越後駒ケ岳が視界に入ってきましたが、すぐに霧で隠れてしまいました。しかし、単調な登り始めの時とは明らかにちがう風景が広がっていました。
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 最後の難所、岩場を登ります。
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 りょうちゃんも懸命に着いていきます。
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 午前11時ちょうどに9合目、駒の小屋に着きました。
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 駒の小屋の前には水場があります。いい歳、りょうちゃんは2 Lの水を持って行きましたが、蒸し暑さでこの駒の小屋までにすべて飲みほしてしまいました。空になった2L分のペットボトルに水を満タンに補給しました。その水も下山までに飲んでしまい、4L以上の水を飲んだことになります。
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 この勾配を登り、雪渓を横切れば、越後駒ケ岳の頂上は目の前です。
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 誰かが雪渓を下ってきています。
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 頂上に人影が見えました。
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 午前11時30分、登山を開始してちょうど6時間、ついに越後駒ケ岳の頂上に到着しました。いい歳、りょうちゃん、日本百名山38座目です。038.gif038.gif038.gif
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(掘六平/わさびの花の咲く頃)

(あづみ野うたごえ喫茶/わさびの花の咲く頃)

わさびの花の咲く頃(作詞、作曲:掘六平)

わさびの花は 白い十字架
初夏の風に 笑ってなびく
まだ雪のこる アルプスの
すそ野は田植えの 今盛りなり
こんなところさ 俺たちの村

腰の痛さに ふっと顔上げりゃ
いやにぼんやり 有明山よ
雪に浮き出す 蝶ヶ岳
小腹すいたぞ もうお茶の頃
こんなところさ 俺たちの村

初夏の長日も やがては暮れる
あちらこちらは 夕餉の明かり
泥にまみれて 汚れちゃ居るが
うちに帰れば おしきせもある
こんなところさ 俺たちの村



(中島みゆき/荒野より)

荒野より(作詞:中島みゆき、作曲:中島みゆき、歌:中島みゆき)

夜が
望みは何かと訊かれたら君がこの星に居てくれることだ
力は何かと訊かれたら君を想えば立ち直れることだ

僕は走っているだろう君と走っているだろう
あいだにどんな距離があっても
僕は笑っているだろう君と笑っているだろう
あいだにどんな時が流れても

荒野より君に告ぐ僕の為に立ち停まるな
荒野より君を呼ぶ後悔など何もない

朝陽の昇らぬ日は来ても君の声を疑う日はないだろう
誓いは嵐にちぎれても君の声を忘れる日はないだろう

僕は歌っているだろう君と歌っているだろう
あいだにどんな距離があっても
僕は生きているだろう君と生きているだろう
あいだにどんな時が流れても

荒野より君に告ぐ僕の為に立ち停まるな
荒野より君を呼ぶ後悔など何もない

僕は走っているだろう君と走っているだろう
あいだにどんな距離があっても
僕は笑っているだろう君と笑っているだろう
あいだにどんな時が流れても

荒野より君に告ぐ僕の為に立ち停まるな
荒野より君を呼ぶ後悔など何もない
荒野より君に告ぐ僕の為に立ち停まるな
荒野より君を呼ぶ後悔など何もない


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 写真をご覧の通り、空は厚い雲に覆われて、山頂からの展望は何も望めませんでした。しばらくすると雨が降り出して、先ほどしまった雨具をまた取り出して着ることになりました。
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 雪渓を下りていきます。
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 富澤さんは雪渓の上で遊んでいました。
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 あとは登ってきた道をひたすらに下って行きます。
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 天候が回復しないこともあり、下りはほとんど写真を撮りませんでした。普段は下りのほうが割と得意なのですが、雨で登山道のコンディションが良くないこともあり、随所に気を使わなければならないところがありました。今回の登山で2回も尻もちをついてしまいましたが、富澤さんはきちんと足元を見て、次にどこに足を置くべきかを判断しながら歩かなければいけないとお小言をいただきました。転ぶ時はたいがいよそ見をして、足元を確認していないことがほとんどだそうです。
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 また泥の斜面に前の登山者のトレースがついているのを見て、「こんなところに足を置けば、どうなるかわからなければいけないし、登山のセンスが疑われる。」とおっしゃっていました。常に足元をきちんと確認する癖をつけるように指導していただきました。
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 そして単調なアップダウンを繰り返して、16時ちょうどに枝折峠の登山口に戻ってきました。登山を開始してから10時間30分が経過していました。富澤さんはまた体力を向上させるには10時間以上の登山をときどき取り入れることが重要だとおっしゃっていました。帰路に、再び白銀の湯に立ち寄り、汗を流して、浦佐駅まで送っていただきました。次回、富澤さんに再会するのは8月30日いよいよ剱岳登攀になります。024.gif
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新橋二丁目七番地
作詞:田久保真見、作曲:杉本眞人、歌:あさみちゆき


うすい座布団 一枚で
地べたに座って 四十年
時が流れて 人が流れる
濁流うねる この都会(まち)で
流されまいと 流されまいと
小石のように うずくまる
靴を磨けば こころも晴れる
今日も元気に がんばって
雨の日も 風の日も
新橋二丁目 七番地

こんな私に 出来たのは
一生懸命 生きること
秋の夕暮れ ひとつため息
赤チン色の 赤ちょうちん
一杯飲めば 一杯飲めば
人間なんて 立ち直る
靴の汚れは 心の汚れ
夢も磨けば また光る
雨の日も 風の日も
新橋二丁目 七番地

明日はきっと 明日はきっと
いいことあるさ 大丈夫
つらい気持は 靴みりゃわかる
今日もあなたは がんばった
雨の日も 風の日も
新橋二丁目 七番地


 
次回は歩みの会八間山の報告をします。060.gif

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by ryott-ryott | 2012-08-08 21:54 | 越後の銘峰、越後駒ケ岳 | Comments(2)