カテゴリ:雪山・至仏山( 1 )

夏を待つ白き尾瀬、雪山の至仏山を行く

旅行・地域
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 4月27日(土)~29日(月)は山旅クラブで雪山の至仏山に行ってきました。今回の参加者は私一人だけでした。いつものようにいい歳、りょうちゃんが写っている写真はトミーさんのブログからもらいました。038.gif
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 今回の予定は27日(土)に鳩待山荘まで移動し、28日(日)に至仏山登頂、29日(月)はアヤメ平方面の雪山ハイクになります。4月27日、東京は青空が広がり、上越新幹線は熊谷までは富士山をうっすらと見ることはできましたが、上毛高原は鈍色の曇り空でした。いつものようにトミーさんのリムジンカーに乗せていただき、鳩待山荘へと向かいました。038.gif
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 鈍色だった曇り空はさらに雲が厚くなり、ついに雨が降りだし、さらに標高が上がると雪へと変わっていきました。鳩待山荘に到着した頃には、風も強く、積雪10 cm以上の猛吹雪でした。
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 至仏山に登る28日の天気予報は晴れであるので、27日はコンビニで調達したおつまみとお酒で乾杯し、夕飯を食べたあと、19時前には寝てしまいました。写真は鳩待山荘の夕飯です。068.gif
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 19時前に寝てしまったので、夜中の1時過ぎに目が覚めてしまいました。外からは唸るような風の音が聞こえてきて、本当に天気が回復するのだろうかと思いで朝を待ちました。しかしながら、天気は回復せず、雪が降り続いていました。朝食を済ませて、ワカンをつけて、午前8時に登山口を出発しました。
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 私たちのような登山者は少なく、ほとんどがスキーヤーかボーダーでした。彼らはスキーあるいはボードを背負って、頂上の高みから下まで滑るため、登っていきます。
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 昨日降った雪のため、新雪が積もり、心配していたことに常に苦労しました。ワカンをつけているものの、体重がある私は常に新雪に足を取られて、足を持ち上げても持ち上げても前にはわずかしか進むことができず、昔の体育の時間でしごかれていることを思い出しました。果たして、日本百名山の数を1つ付け加えることができるであろうか、半分は諦めながらの登山となりました。トミーさんも諦めていたようです。写真はトミーさんが撮ってくれたもので、トミーさんからかなり引き離され、しかも後ろのスキーヤーにも抜かされてしまいました。私は頂上に到着するまで、ほとんど写真を撮る余裕がありませんでした。042.gif
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(第88回安曇野歌声喫茶/ねがい)

ねがい(作詞:広島市立大州中学校3年生有志、作曲:たかだりゅうじ)

もしもこの頭上に 落とされたものが
ミサイルでなく
本やノートであったなら
無知や偏見から 解き放たれて
君は戦うことを やめるだろう

もしもこの地上に 響き合うものが
爆音ではなく 歌の調べであったなら
恐怖や憎しみに とらわれないで
人は自由の歌を 歌うだろう

もしもこの足元に 植えられたものが
地雷ではなく 小麦の種であったなら
飢えや争いに 苦しまないで
共に分かち合って 暮らすだろう

もしもひとつだけ 願いが叶うならば
戦争捨てて 世界に愛と平和を
この願いかなうまで 私たちは
歩み続けることを やめないだろう

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 会津若松市に、会津藩家老西郷頼母の屋敷を復元した「会津武家屋敷」があります。この屋敷の当主西郷頼母の一生は、苦悩に満ちた悲運の生涯でした。

 鶴ヶ城落城の寸前には、頼母の母、妻、娘など一家21人の婦女子がことごとくこの屋敷で自刃して果てました。しかし西郷頼母は、時世を見て終始非戦論、和平論を唱えて行動し、自らも生き残ってしまったために、会津ではあまり同情されておりません。

 彼の悲劇は、いや会津藩の悲劇は、藩主松平容保が京都守護職を引き受けたときから起こりました。国元の筆頭家老西郷頼は、急ぎ江戸に上り、守護職就任の辞退をすすめますが聞きとどけられません。1年後再び京都に出向いて辞職を迫りますが、かえって不敬であるとされ家老職を免ぜられます。

 やがて、鳥羽、伏見の戦で敗れた会津藩は、朝敵にされ、薩長連合の西軍に攻められる立場に変わります。この非常事態の発生で頼母も許されて家老に復活、白河口の守備総督につきます。情勢の不利はまぬがれず、彼は西軍と和平交渉を開始しますが阻止されmまたまた蟄居を命じられました。

 西軍は白河口を突破し、会津鶴ヶ城も包囲され、敗色は濃厚になってきました。頼母は城内に入り、無血開城を説きますが、殺気だった藩士たちに、逆に殺されそうになりました。藩主容保は、将軍要請の名目で彼を場外に脱出させました。仙台で落城を聞いた彼は、そのまま函館の戦に参加しますが敗北し、館林に幽閉されます。

 明治新政府ができて許され、容保がついた東照宮宮司の下で禰宜などをつとめましたが、故郷忘れがたく、晩年はひっそりと会津若松に帰り、明治36年(1903年)4月28日、74歳で没しました。

(小学館「一日一話人物歳時記」より)

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 雪の勾配のある斜面をようやく登りきると、樹林帯を抜けて、少し平らな場所に出てきます。しかし、風は強く、視界はホワイトアウトでほとんど何も見えませんでした。私たちを抜かしていったボーダーの人たちも、これ以上進むのは危険だと言って、引き返してくる方たちが何人もいました。
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 写真はたぶん小至仏を登っているところです。この小至仏を越えて、至仏山の本峰へと向かうのですが、ここの斜面の登りが今回最もきつかったです。足は膝くらいまで新雪に沈んでしまい、トミーさんからは「何でそんなに沈んじゃうの?体重が重いんだな。」「早くしないと日が暮れちゃうよ!」と散々に言われながらも、必死に登りました。しかし前になかなか進みません。山は雪がないほうがいいですね。037.gif
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 12時40分、登り始めてから4時間30分以上もかかって、ようやく至仏山の山頂に到着しました。疲労困憊で、写真の山頂の標識を見たとき、墓石に見えました。いい歳、りょうちゃん、日本百名山55座目になりました。037.gif
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 至仏山の墓標と一緒に記念撮影。037.gif038.gif
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 山頂にはスキーヤー、ボーダーが沢山いました。滑るために、晴れるのを待っていました。何も見えない状態で滑ることは危険だそうです。
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 私たちは登山に来たので、晴れるのを待たずに13時過ぎに下山を開始しました。下山を開始して10分も経たないうちに、徐々に雲が取れてきました。正面には登りでは何も見えなかった小至仏が見えます。
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 小至仏のトラバース路に人の行列が見えます。
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 山頂方面。
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 振り返ると白い尾瀬ヶ原と燧岳が見えました。
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 小至仏を降りてくると、正面にきれいな三角錐の山が見えます。尾瀬の笠ヶ岳だそうです。
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 麓のほうには沼か湖も見えました。
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 天気が回復し、ボーダーの人達が続々と登っていきました。
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 正面に見える黒い山塊は赤城山・黒檜山だそうです。
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 小至仏の前の平原。登るときに何も見えなかった場所です。
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 りょうちゃんの横をスキーヤーが滑っていきました。
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 すっかり青空が広がり、日光白根山、皇海山、赤城山、上州武尊山の関東の百名山が見えました。
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 左側に鳩待山荘も見えます。
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 尾瀬ヶ原と燧岳。
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 15時30分に鳩待山荘に戻ってきました。鳩待山荘にはお風呂があります。お風呂に入って、汗を流し、缶ビールと日本酒を飲み、同室の方からダバダ火振り(栗焼酎)ももらって、夕飯を済ませると、昨日と同様に19時前には布団を引いて寝てしまいました。037.gif
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(掘六平/わさびの花の咲く頃)

(あづみ野うたごえ喫茶/わさびの花の咲く頃)

わさびの花の咲く頃(作詞、作曲:掘六平)

わさびの花は 白い十字架
初夏の風に 笑ってなびく
まだ雪のこる アルプスの
すそ野は田植えの 今盛りなり
こんなところさ 俺たちの村

腰の痛さに ふっと顔上げりゃ
いやにぼんやり 有明山よ
雪に浮き出す 蝶ヶ岳
小腹すいたぞ もうお茶の頃
こんなところさ 俺たちの村

初夏の長日も やがては暮れる
あちらこちらは 夕餉の明かり
泥にまみれて 汚れちゃ居るが
うちに帰れば おしきせもある
こんなところさ 俺たちの村



(あづみ野うたごえ喫茶/あの素晴らしい愛をもう一度)

あの素晴らしい愛をもう一度(作詞:北山修、作曲:加藤和彦、歌:dicot)

夜が
命かけてと誓った日から
素敵な思い出残してきたのに
あの時同じ花を見て
美しいと言った二人の
心と心が今はもう通わない
あの素晴らしい愛をもう一度
あの素晴らしい愛をもう一度

赤トンボの唄をうたった空は
なんにも変わってないけれど
あの時ずっと夕焼けを
追いかけていった二人の
心と心が今はもう通わない
あの素晴らしい愛をもう一度
あの素晴らしい愛をもう一度

広い荒野にぽつんといるよ
涙が知らずにあふれてくるのさ
あの時風が流れても
変わらないと言った二人の
心と心が今はもう通わない
あの素晴らしい愛をもう一度
あの素晴らしい愛をもう一度

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 翌日29日(月)は鳩待山荘の裏手から横田代の湿原を通って、中原山、アヤメ平方面まで雪山ハイクの予定でしたが、再び私が雪に足を取られてしまい、進むのに四苦八苦してしまったため、横田代の湿原までのハイクとなり、中原山とアヤメ平までは行くことができずに戻ってきました。トミーさんは横田代も行けないと思ったそうです。私も行けないと思いました。前日のダメージもあり、深いところでは膝下まで沈んでしまったため、至仏山以上につらい雪山ハイクになりました。写真は鳩待山荘の裏手から見た真っ白な至仏山。
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 足取り重く歩いています。前日と違い、気温も高く汗びっしょりになってしまいました。042.gif
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 こちらのほうはほとんど人が歩いていませんでした。この雪山ハイクですれ違ったのは、夫婦2組と地元の高校生だけでした。
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 傘雲でしょうか、天気は翌日にかけて下り坂の予報です。
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 午前10時20分過ぎ、歩き始めて約3時間で横田代の湿原に到着しました。
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 湿原は樹林が切れるため、周囲の山を見ることができました。写真は燧岳。
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 至仏山。
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 平ヶ岳。
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 会津駒ケ岳。
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 午前10時40分に下山を開始。鳩待山荘にお昼過ぎに戻ってきました。
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 その後、リムジンカーに乗り、花咲くの湯で入浴し、食堂で一杯やりました。
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 花咲くの湯からは皇海山が見えました。
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 これはウルップ草かと思いましたが違うようです。
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 写真は花咲の湯の前の鯉のぼり。トミーさんに上毛高原駅まで送っていただき、18時30分に帰宅できました。今回の至仏山では、かなり雪に苦しめられて、5月3日からの燕~大天井~常念岳は何度もキャンセルしようかと思いましたが、トミーさんが大丈夫だと励ましてくれるので、行くことにしました。5月3日から燕~大天井~常念岳に行ってきます。
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新橋二丁目七番地
作詞:田久保真見、作曲:杉本眞人、歌:あさみちゆき


うすい座布団 一枚で
地べたに座って 四十年
時が流れて 人が流れる
濁流うねる この都会(まち)で
流されまいと 流されまいと
小石のように うずくまる
靴を磨けば こころも晴れる
今日も元気に がんばって
雨の日も 風の日も
新橋二丁目 七番地

こんな私に 出来たのは
一生懸命 生きること
秋の夕暮れ ひとつため息
赤チン色の 赤ちょうちん
一杯飲めば 一杯飲めば
人間なんて 立ち直る
靴の汚れは 心の汚れ
夢も磨けば また光る
雨の日も 風の日も
新橋二丁目 七番地

明日はきっと 明日はきっと
いいことあるさ 大丈夫
つらい気持は 靴みりゃわかる
今日もあなたは がんばった
雨の日も 風の日も
新橋二丁目 七番地




 
連休後半は燕~大天井~常念岳に行ってきます060.gif

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by ryott-ryott | 2013-05-01 13:34 | 雪山・至仏山 | Comments(3)