カテゴリ:早月尾根・剱岳( 1 )

標高差2259 mの果てに、早月尾根・剱岳を行く

旅行・地域
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 夏休み第2弾は、8月3日(土)~6日(火)まで、早月尾根から行く剱岳に出かけてきました。剱岳は昨年、別山尾根のカニのたてばい、よこばいを通るルートから登り、今年は別ルートから2度目の登頂になります。いつものように、いい歳、りょうちゃんが写っている写真はすべてトミーさんのブログからもらいました。
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 初日、8月3日(土)は富山地方鉄道の上市駅まで移動し、馬場島荘に宿泊します。いつもはガラガラで誰も利用しない上越新幹線は、夏休み中の土曜日ともあって、大変な混雑でした。その上越新幹線に乗って、越後湯沢駅に向かいます。乗り継ぎまで少し時間があったので、日本酒の試飲をしました。500円で5種類の日本酒をお猪口で1杯ずつ試飲できます。朝10時30分であるにもかかわらず、朝から試飲している人が結構いました。069.gif
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 こんなになるまで一度は飲んでみたいですね。037.gif
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 ついでにお昼ご飯も越後湯沢の駅ナカで食べました。コシヒカリの地ビールとタレカツ丼です。
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 いよいよ特急はくたか号に乗って、糸魚川~滑川まで行き、滑川から富山地方鉄道に乗り換えて、上市(かみいち)まで向かいます。新幹線は大変な混雑でしたが、はくたか号はガラガラでした。新幹線の乗客の半分くらいは越後湯沢で降りているはずですが、一体どこへ行ってしまったんでしょうか。
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 糸魚川で各駅に乗り換えて滑川まで約2時間30分、さらに富山地方鉄道に乗り換えます。その滑川駅は無人駅で最初どこにあるのかわかりませんでした。写真は無人駅に富山地方鉄道の電車が入線してくるところです。
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 滑川から約20分(上市まで400円)で上市駅に到着しました。いつものようにトミーさんが乗り心地抜群の高級リムジンカーを駅の駐車場に配車してくれて、馬場島荘まで向かいます。
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 馬場島荘も普通のホテルのような作りで、お風呂もあり、山小屋とは思えない贅沢な作りでした。ただし、おつまみは売っていませんでした。剱岳せんべいは売っています。馬場島荘にはクラブツーリズムの団体さん8名が私たちとほぼ同じ日程で来ており、食堂でハーネスを装着し、カラビラの付替えの練習をしていました。写真は馬場島荘の夕飯です。
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 2日目、8月4日(日)。いよいよ日本一長い早月尾根を登っていきます。今日は早月小屋までの行程になります。東京の自宅で見た週間天気予報ではお陽さまマークがついていたのに、空を見上げると鈍色の曇り空でした。そして雨もザーザーと降り出し、またもや雨具を着る羽目になりました。山の天気予報はあてになりません。写真は有名な「試練と憧れ」の碑です。
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 いよいよ「試練」の始まりです。午前6時30分に登山口から登り始めました。馬場島荘の標高は740 mなので剱岳山頂2999 mまで標高差2259 mの高みへの出発になります。
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 登り始め、標高1000 mまでは急登で、ところどころに周長8 m以上はあると思われる大きな杉がありました。このへんでは立山杉というそうです。標高1000 m付近はしばらく平坦な松尾平が続きます。
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 ツルリンドウでしょうか。
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 桃色のシモツケソウが咲いています。
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 宝石のような赤い実がところどころなっていました。
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 標高1200 mを越えると、急登が現れ始めます。しかしながら青空は現れませんトミーさんがオコジョがいると指差すので、見ると登山道をちょこちょことこちらを見ながら草むらに消えていきました。残念ながら写真は撮れませんでした。
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 こんなところに雪渓が残っていました。
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 雪渓の周辺にはショウジョウバカマやキヌガサソウが咲いていました。写真はショウジョウバカマ。
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 キヌガサソウの大輪も花を咲かせています。
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 チングルマ。
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 12時20分、早月小屋のヘリポートにつきました。
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 早月小屋の玄関。しばらくして、クラブツーリズムの団体さんも到着しました。クラブツーリズムのツアーでは、4泊5日予備日がついて、一人16万円だそうです。
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 小屋に到着すると、青空が広がってきました。早月小屋の標高は2240 mですが、日差しが照りつけると暑さから免れません。058.gif
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 小窓尾根が見えます。左の小さい四角い岩峰はマッチ箱、右側の大きな岩峰は小窓の頭だそうです。
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 小屋の前では明日の天気がよくなることをみんな祈っていました。
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 雲が切れてきて、ようやく早月尾根の果てに獅子頭とその左側に剱岳の山頂が見えました。昨年、剣沢小屋から見た剱岳とは随分と違います。
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(第88回安曇野歌声喫茶/ねがい)

ねがい(作詞:広島市立大州中学校3年生有志、作曲:たかだりゅうじ)

もしもこの頭上に 落とされたものが
ミサイルでなく
本やノートであったなら
無知や偏見から 解き放たれて
君は戦うことを やめるだろう

もしもこの地上に 響き合うものが
爆音ではなく 歌の調べであったなら
恐怖や憎しみに とらわれないで
人は自由の歌を 歌うだろう

もしもこの足元に 植えられたものが
地雷ではなく 小麦の種であったなら
飢えや争いに 苦しまないで
共に分かち合って 暮らすだろう

もしもひとつだけ 願いが叶うならば
戦争捨てて 世界に愛と平和を
この願いかなうまで 私たちは
歩み続けることを やめないだろう

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「悩殺女優」「セックス・シンボル」「モンロー・ウォーク」など、全世界の女性を悩殺したアメリカ・ハリウッドの映画女優マリリン・モンローは、1962年8月5日の朝、ロサンゼルスの自宅で亡くなりました。34歳の若さでした。
 
自宅のヘッドの上で全裸で、電話の受話器を握りしめたままだったといわれています。睡眠薬を飲みすぎたための事故死か、それとも自殺か、あるいは他殺か、その死因はさまざまに取り沙汰されていますが、今だにその真相は謎に包まれてわかりません。

トニー・シャッカの書いた「誰がマリリンを殺したか」。またノーマン・メラーの作品「マリリン」など読むと、ジョン・F・ケネディ大統領との醜聞の秘密を暴露されるのを恐れて、ホワイトハウス筋の手によって殺されたような暗示があります。
 
 日本では、彼女が米兵たちのためのピンナップ・ガールの出身であることもあってか、やや頭の弱い、白痴美の肉感的女優というふれこみで売り出されました。ですから、モンローといえば、映画「七年目の浮気」のスティール写真、地下鉄の通風孔から吹き上げる風でスカートがまくれるのをおさえる、お色気たっぷりな彼女を思い出します。

 真紅の口唇をなかばあけて白い歯をのぞかせ、陶酔したお色気をただよわせるなかば閉じた目、豊かな胸、すばらしいプロポーション。「モンロー・ウォーク」と呼ばれた腰を振る歩き方。その姿態、その魅力はモンロー以外にはありません。
 
彼女は生涯に3回結婚に失敗していますが、実像としての彼女は、頭もよく、やさしく、人に尽くす、誠実な女優であったと言います。

(小学館「一日一話人物歳時記」より)

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 3日目、8月5日(火)。この日は明け方に雨が降ったり止んだりのはっきりしない空模様で、名ガイドのトミーさんも登攀を決行するかどうか考えあぐねていましたが、雨が上がり、12時まで曇の予報になっていたこと、翌日の朝も決して良い天気の予報でないこともあり、頂上に行くことになりました。クラブツーリズムの団体さんも同じ判断をして出発することにしたとおっしゃっていました。写真は小屋前から見た富山湾の様子で、街は晴れているようです。
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 午前6時過ぎに早月小屋を出発。まずは小窓尾根を見ながらの登攀になります。
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 森林限界を超えて徐々に岩峰の勾配が現れはじめました。
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 こんなところに恐ろしい雪渓。雪がついていない場所を歩きました。
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 標高2600 mあたりでついに雨が降りだしました。雨具とハーネスを装着しました。私たちの前後を歩いていた単独行の人は断念して撤退していきました。後で聞いたところ、クラブツーリズムの団体さんはこの雨が降ったところで撤退されたそうです。
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 この先に見えるのはカニのハサミでしょうか。昭文社の地図には2万5000分の1のページには、獅子頭の先にカニのハサミと記載されていましたが、カニのハサミの片方が崩れて何十年も前からハサミ型のカニのハサミは存在していないと伺いました。
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 ここからが本格的な核心部になります。7月の敬老会のときに浦安湯屋のエロいおじいさんの原田さんから「早月尾根は楽勝だよ。」と伺っていましたが、この早月尾根の岩場も油断をすれば奈落の底へと吸い込まれて、命はなくなってしまうような場所でした。本当にいい加減なおじいさんです。037.gif
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 一瞬、雲が切れてかけて早月尾根から別山尾根が見えました。天候がよくないにもかかわらず、多くの人が登っているのが見えました。
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 別山尾根との合流点。
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 午前10時17分、剱岳の山頂に到達しました。昨年あった祠はなく、雷で焼失してしまったそうです。
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 山頂で記念撮影。名ガイドのトミーさんとガッチリと握手を交わしました。昨年に引き続き2度目の登頂になります。038.gif
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(掘六平/わさびの花の咲く頃)

(あづみ野うたごえ喫茶/わさびの花の咲く頃)

わさびの花の咲く頃(作詞、作曲:掘六平)

わさびの花は 白い十字架
初夏の風に 笑ってなびく
まだ雪のこる アルプスの
すそ野は田植えの 今盛りなり
こんなところさ 俺たちの村

腰の痛さに ふっと顔上げりゃ
いやにぼんやり 有明山よ
雪に浮き出す 蝶ヶ岳
小腹すいたぞ もうお茶の頃
こんなところさ 俺たちの村

初夏の長日も やがては暮れる
あちらこちらは 夕餉の明かり
泥にまみれて 汚れちゃ居るが
うちに帰れば おしきせもある
こんなところさ 俺たちの村



(あづみ野うたごえ喫茶/あの素晴らしい愛をもう一度)

あの素晴らしい愛をもう一度(作詞:北山修、作曲:加藤和彦、歌:dicot)

夜が
命かけてと誓った日から
素敵な思い出残してきたのに
あの時同じ花を見て
美しいと言った二人の
心と心が今はもう通わない
あの素晴らしい愛をもう一度
あの素晴らしい愛をもう一度

赤トンボの唄をうたった空は
なんにも変わってないけれど
あの時ずっと夕焼けを
追いかけていった二人の
心と心が今はもう通わない
あの素晴らしい愛をもう一度
あの素晴らしい愛をもう一度

広い荒野にぽつんといるよ
涙が知らずにあふれてくるのさ
あの時風が流れても
変わらないと言った二人の
心と心が今はもう通わない
あの素晴らしい愛をもう一度
あの素晴らしい愛をもう一度

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 午前10時37分、下山を開始。下山も油断できません。
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 何とか難所の岩場と雪渓を乗り越え、早月小屋まで下山できました。写真は途中に咲いていたダイモンジソウです。
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 クルマユリ。
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 シシウド。
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 コバイケイソウの成れの果て。
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 小窓尾根に虹がかかっていました。
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 先週も今週も山頂を降りてくると青空が広がります。
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 早月小屋で登頂を祝って乾杯しました。写真は早月小屋の夕飯です。この日は牛丼とおでんが配膳される豪華版でした。
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 最終日、8月6日(火)。この日の朝も雨が降るはっきりしないお天気でした。結局、クラブツーリズムの団体さんは劔登攀を断念し、下山することを決定したとのことでした。私たちも標高差1500 mを馬場島まで下山しました。早月小屋に別れを告げます。
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 今朝、小窓尾根ははっきりと見えていました。
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 岩の上に生えた巨大な立山杉。
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 左から赤谷山(あかたんやま)、赤はげ山、白はげ山。
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 シャジンが咲いていました。
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 下山時の松尾平が長く感じました。
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 ウワミズザクラが咲いていました。恐ろしい大きなハチもたくさん飛んでいました。
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 午前10時37分、登山口に戻ってきました。
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 その後、馬場島荘でアイスを食べたあと、上市駅の近くの「アルプスの湯」に入浴しました。とても広くて綺麗なお風呂でした。「アルプスの湯」で昼食を食べて、帰路につきました。
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来週は裏銀座コースへ行ってきます060.gif

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by ryott-ryott | 2013-08-08 19:56 | 早月尾根・剱岳 | Comments(0)