カテゴリ:薬師岳( 1 )

夏山の歌とともに、花の薬師岳を行く

登山
旅行・地域
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 ブログがなかなか実態に追いつきません。今年のお盆休み8月13日(水)~16日(土)は北アルプスの薬師岳と黒部五郎岳に登るため、出かけてきました。残念ながら、黒部五郎岳のほうは悪天候のため断念せざるをえませんでした。今年の8月は天候不順が続き、帰宅してからニュースでこの間に6名の方が登山中に亡くなったことを知りました。私の勤め先でも44歳の男性が八峰キレットで滑落死したことを聞きました。登山は晴れていれば楽しいものですが、安全な登山道でも天候ひとつでたいへんな危険にも直面し、大きな注意をしなければならない遊びだということを感じました。
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 今回の山へのアプローチは富山県の有峰口からになります。上越新幹線で越後湯沢駅まで行き、ほくほく線に乗り換えて富山駅に出ます。電鉄富山線に乗り換えて、有峰口駅でトミーさんのリムジンカーに乗って、有峰ハウスまで行きました。前泊は有峰ハウスになります。いつものように、いい歳、りょうちゃんが写っている写真はすべてトミーさんのブログからもらいました。
 お盆休み真っ只中で、越後湯沢駅のほくほく線乗り換え口は大混雑でした。
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 私は一本やり過ごして、越後湯沢駅で日本酒を試飲しました。昨年来た時は味噌や塩は無料でしたが、不景気のためか今年は有料になっていました。
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 富山駅で白えび丼を食べました。
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 電鉄富山駅でワンマンカーに乗り換えて、有峰口駅に向かいました。
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 有峰口駅は古い駅舎の無人駅でした。お化け屋敷のようです。
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 有峰湖、ダムによる人造湖です。
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 今日はこの有峰ハウスに前泊します。お風呂、レストランもあり、たいへんきれいな宿でした。
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 薬師岳の尾根が窓から見えていました。
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(第88回安曇野歌声喫茶/ねがい)

ねがい(作詞:広島市立大州中学校3年生有志、作曲:たかだりゅうじ)

もしもこの頭上に 落とされたものが
ミサイルでなく
本やノートであったなら
無知や偏見から 解き放たれて
君は戦うことを やめるだろう

もしもこの地上に 響き合うものが
爆音ではなく 歌の調べであったなら
恐怖や憎しみに とらわれないで
人は自由の歌を 歌うだろう

もしもこの足元に 植えられたものが
地雷ではなく 小麦の種であったなら
飢えや争いに 苦しまないで
共に分かち合って 暮らすだろう

もしもひとつだけ 願いが叶うならば
戦争捨てて 世界に愛と平和を
この願いかなうまで 私たちは
歩み続けることを やめないだろう

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 いつもこの欄では小学館「一日一話人物歳時記」から引用していますが、今日はこれまで何回か掲載した「村田英雄伝説」を載せます。この村田英雄伝説は2012年10月に九州の日本百名山に行ったときに浦安湯屋のともちゃんから聞いた話を文字に起こしたものです。年末に勇才さんに行ったときに、隣に座っていた年配の女性と歌謡曲の話になり、私が話した「村田英雄伝説」に大変な興味と感動を示して下さいました。再度、村田英雄伝説を掲載します。

 その昔、終生のライバルと言われた二人の浪曲師がいました。村田英雄と三波春夫です。三波春夫は1923年7月19日に現在の新潟県長岡市に生まれ、1939年16歳のときに浪曲師としてデビューします。その後、戦況悪化により三波春夫自身も1944年に陸軍に入隊し、満洲へ渡ります。三波春夫は満州で敗戦を迎え、ハバロフスクの捕虜収容所に送られて、4年間のシベリア抑留生活を送ることになりました。1949年に帰国し、浪曲師として再び活躍をはじめます。

 一方、村田英雄は1929年1月17日、現在の福岡県うきは市に生まれ、その後、唐津市へ移り、5歳のときに浪曲師酒井雲に弟子入りします。その後、村田英雄は13歳で真打に昇進し、14歳で酒井雲坊一座の座長も務め、九州の地方公演で活躍を続けます。
二人の浪曲師、三波春夫と村田英雄は浪曲の全国大会でたびたび激突することになります。しかし、いつも1位に輝くのは村田英雄であり、三波春夫は常に2番。三波はどうしても村田に勝つことはできませんでした。

 浪曲の世界では村田に勝つことが出来ないと悟った三波は、1957年に芸名を「三波春夫」と改めて、新規一転し歌謡界へとデビューします。するとどうでしょう、出す歌はすべて大ヒット。飛ぶ鳥を落とす勢いです。「お客様は神様です!」という有名なフレーズでも知られる通り、三波の天性の明るさが多くのファンを魅きつけました。

 三波の歌謡界での活躍を見ながら、村田は日本一の浪曲師を夢見て東京へ上京します。そして村田にも転機がやってきます。今や歌謡界のトップにまで上り詰めた三波春夫に歌で勝負できるのは村田しかいないと考えていた人物がいました。その人こそ、あの古賀政男です。古賀政男からの誘いに対して、最初、村田はためらいました。村田はすでに結婚もしており、果たして歌謡界でやっていけるのか迷ったそうです。浪曲の世界では常に自分がトップに君臨し、三波春夫にその座を譲ることがなかった、その三波が今や歌謡界で大活躍していることを目の当たりにし、ついに古賀政男からの歌謡界への誘いを受けることにしました。

 1958年、古賀政男とのコンビで最初に出したのが「無法松の一生」です。しかし、考えていたとおりにはうまくいかないもので、「無法松の一生」はまったくヒットしませんでした。三波春夫とは対照的に、村田英雄はヒット曲には恵まれませんでした。三波春夫が毎年のようにNHK紅白歌合戦でトリを務めているのに、村田英雄は紅白出場すら出来なかったのです。「やはり自分には歌謡界には向いていない、浪曲の世界に戻ろう。」と決心し、歌謡曲の師匠である古賀政男に歌謡界をやめたいと申し出ます。それを聞いた古賀政男は烈火のごとく激昂し、村田英雄を殴り蹴り、破門同然で古賀政男から縁を切られてしまいました。

 村田英雄と古賀政男のやりとりの一部始終を横目で見ていた作曲家がいました。失意の村田に手を差し伸べたのは、美空ひばりの「みだれ髪」でよく知られている船村徹でした。浪曲で鍛え上げた村田の重厚な声は古賀政男の曲調には合わないと、船村は考えていました。その村田に船村から贈った曲があの「王将」(作詞:西条八十)でした。王将は瞬く間に大ヒットします。最終的には300万枚を超え、戦後はじめてのミリオンセラーになったと言われています。しかも、この王将は1961年(昭和36年)と1962年(昭和37年)の2年連続NHK紅白歌合戦で歌われました。この船村徹の「王将」をきっかけに村田英雄は三波春夫と肩を並べる存在になりました。

 歌謡界で成功を収めた村田の公演会に、それを見守るひとりの男性の姿がありました。歌謡界に村田を引き入れた古賀政男です。古賀政男は自分が村田を歌謡界へ誘った責任を感じていたのでしょう。成功した村田の姿を見て、古賀政男は安心して帰って行ったと言います。

(浦安湯屋ともちゃんの「村田英雄伝説」より)

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 2日目、8月14日(木)はベースキャンプとする太郎平小屋まで登ります。天気も上々。登山者が多く、登山口手前の新折立トンネルの中にまで駐車の列が延々と続いていました。運良く、リムジンカーは登山口そばの第二駐車場に止めることができました。
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 昭文社の地図には急坂と書いてありましたが、急登はほとんどなく、その急坂を登りきると、草原状の伸びやかな登山道が続いていました。
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 周囲の低山や有峰湖が見えます。この天気が明日以降も続いてくれればいいのですが。
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 五光岩ベンチ。
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 五光岩。
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 太郎平小屋への最後の登山道。翌日、この道は川へと変貌することになります。
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 太郎平小屋にはお昼過ぎに着きました。
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 太郎平小屋前でトミーさんと生ビールで乾杯。お坊さんではありません。041.gif
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(あづみ野うたごえ喫茶/わさびの花の咲く頃)
わさびの花の咲く頃(作詞、作曲:掘六平)

わさびの花は 白い十字架
初夏の風に 笑ってなびく
まだ雪のこる アルプスの
すそ野は田植えの 今盛りなり
こんなところさ 俺たちの村

腰の痛さに ふっと顔上げりゃ
いやにぼんやり 有明山よ
雪に浮き出す 蝶ヶ岳
小腹すいたぞ もうお茶の頃
こんなところさ 俺たちの村

初夏の長日も やがては暮れる
あちらこちらは 夕餉の明かり
泥にまみれて 汚れちゃ居るが
うちに帰れば おしきせもある
こんなところさ 俺たちの村



(ダーク・ダックス/銀色の道)
銀色の道(作詞:塚田茂、作曲:宮川泰、歌:ダーク・ダックス、ザ・ピーナッツ)


遠い 遠い はるかな道は
冬の嵐が 吹いてるが
谷間の春は 花が咲いてる
ひとり ひとり 今日もひとり
銀色のはるかな道

ひとりひとり はるかな道は
つらいだろうが がんばろう
苦しい坂も 止まればさがる
続く 続く 明日も続く
銀色の はるかな道

続く 続く はるかな道を
暗い夜空を 迷わずに
ふたりの星よ 照らしておくれ
近い 近い 夜明けは近い
銀色の はるかな道
はるかな道 はるかな道

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 3日目、8月15日(金)。今日は太郎平小屋から黒部五郎岳までを往復する予定でしたが、午後から雷雨の予報であり、午前中にとても戻ってくることができないため、黒部五郎岳はあきらめて、午前中に戻ってくることができる薬師岳への往復に変更することになりました。昭文社の地図でコースタイム5時間10分です。午前5時30分に太郎平小屋を出発しました。富山の街のほうは晴れているようです。
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 薬師峠キャンプ場。
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 薬師峠の急登を登っていきます。登山道というよりは沢を山頂に向かって登ることになります。
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 薬師峠を登りきると木道が現れます。大きなケルンから薬師岳山荘までは約1時間です。徐々に風も強まり、雨も降りだしました。強風のため、頬に当たる雨が痛く感じました。すれ違う登山者の多くは強風のため撤退してくる人も何組かいました。
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 雷鳥の親子がいました。暴風雨の前兆でしょうか。
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 とりあえず薬師岳山荘までは到達しました。何人かの登山者も強風と雨のため、山頂まで行くべきか迷っていたようです。いい歳、りょうちゃんは「できれば山頂までいきたいが、どうすべきかは任せます。」と前橋市が誇る名ガイドに伝えました。行けるところまで行くということで、薬師岳山荘を出発しました。
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 幸いなことに強風は徐々に弱まり、薬師岳の山頂に到達することができました。その代わり、雨足が強くなり、復路の薬師峠はほぼ川になっていました。いい歳、りょうちゃん、日本百名山83座目になりました。
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 山頂を踏み、写真を撮ってから、太郎平小屋に戻りました。翌日の15日も終日雨の予報であったため、太郎平小屋に別れを告げて、下山することにしました。昨日登ってきた登山道は水田のようになっていました。
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 下山後は吉峰温泉の立山グルーンピア吉峰に宿泊し、翌日東京に戻りました。本ブログのタイトルを「夏山の歌とともに、花の薬師岳を行く」としたのは、強い風と雨の音が夏山の歌に聞こえたからです。
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本田美奈子/恋のバカンス
作詞:岩谷時子、作曲:宮川泰、歌:ザ・ピーナッツ

ためいきの出るような
あなたのくちづけに
甘い恋を夢みる
乙女ごころよ
金色にかがやく
熱い砂のうえに
裸で恋をしよう
人魚のように

陽にやけた ほほよせて
ささやいた約束は
二人だけの秘めごと
ためいきが出ちゃう
ああ恋のよろこびに
バラ色の月日よ
はじめてあなたを見た
恋のバカンス

陽にやけた ほほよせて
ささやいた約束は
二人だけの秘めごと
ためいきが出ちゃう
ああ恋のよろこびに
バラ色の月日よ
はじめてあなたを見た
恋のバカンス



 
次回は木曽駒ケ岳の報告をします060.gif

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by ryott-ryott | 2014-09-26 15:42 | 薬師岳